生産者出会いの旅~千葉編~7/21新生酪農(株)千葉工場&タイヘイ(株)

●生活クラブは50周年
生活クラブ東京の各ブロックでは、組合員が生産者とともに開発してきた消費材の価値を改めて確認し、生活クラブ運動を外に大きく発信することを目的に「生産者出会いの旅」を企画しています。各ブロックで開催された出会いの旅はWEBやSNSなどで報告します。


 ●北東京 理事会主催の生産者出会いの旅
7月21日(土)、理事8名、監事2名、組合員事務局3名、事務局3名の16名で、新生酪農(株)とタイヘイ(株)の生産者に会いに千葉へ行ってきました。

8時に西新宿に集合して貸し切りバスで出発!途中海ほたるで休憩しつつ、新生酪農(株)千葉工場をめざしました。
今回は理事集中討議も兼ねており、車内で、千代田区の拡大、デポーすぎなみ永福の拡大について討議しました。
その後は全員が一人ずつ生活クラブに関する問題を出題する「生活クラブ三択クイズ」を楽しみました。みなさん、さすがに工夫を凝らした問題ばかり。大いに盛り上がりました!

●新生酪農(株)千葉工場見学
千葉工場では、200mlのびん牛乳、アイスクリーム、ヨーグルト、バター、チーズを製造しています。品質管理部の岩瀬直哉さんが案内してくださいました。
地元の学校給食用の牛乳も出荷していて、小学生たちが見学に来るそうです。牛乳の地産地消、そしてこんなに美味しい牛乳が飲めるなんて羨ましい~。

①岩瀬さんが持っているのが、パスチャライズド殺菌する時の金属のボード。熱交換の仕組みによって72℃15秒間殺菌ができる
②牛乳のラインをガラス越しに見学。洗瓶されたびんのチェックは最終的には人の目で確認。とても疲れる作業なので、交代して行なっている
③回収されたびん。ドレッシングのびんなど牛乳びん以外のものも…。
④敷地内の排水を処理する施設
⑥生産者から集めた生乳を保管するタンク。生産量が減ってるため1つしか使われていないそう。

①、② パスチャライズド牛乳で作ったソフトクリームもいただきました。美味しかった!
③ガラス越しに3連カップヨーグルトのアルミのフタをするラインなどを見学。温度管理が行き届いている室内と比べ、見学用の廊下は暑い!
④ぱすのすけ発見!
⑤バニラアイスの原料となる脱脂濃縮乳を作る機械。(逆浸透膜(RO膜)と呼ばれるフィルターを使い、熱をかけずにゆっくり水分を抜いていく)
⑥外からチーズのラインを見学。チーズとバターは好調なので、チーズを作る原料が足りず品薄状態だそう

見学の後は、会議室で映像を見ながら、お話を聞きました。夏休み明けに牛乳が足りなくなるかもしれない?というお話に、そこまで状況は切羽詰まっているのか!と驚きました。乳牛の数が足りず、急に増やすことはできない。生の「牛乳」は輸入することができないので、輸入されたバターと脱脂粉乳で作った還元牛乳が普通になる可能性があること。「牛乳」が高価なものになり、一部の豊かな人しか飲めなくなる時代が来るかもしれません。
飼料まで遺伝子組み換えでないものを使っていることがあきらかな牛乳は他ではなかなかありません。
私たちが、どんな牛乳を選択するのか?が問われています。


新生酪農(株)を後にし、途中でお昼ご飯にはまぐり定食をいただき、タイヘイ(株)へ向かいました。おなかがいっぱいになって、到着までしばしお昼寝タイム…。

●タイヘイ(株)で木桶を見学
タイヘイ(株)では醤油の他に白だし、万能つゆ、ドレッシング、ビオサポセットなども生産しています。今回は土曜日で工場はお休みのため、丸大豆醤油を熟成させる木桶を見せていただきました。工場長の伊橋弘二さんが案内してくださいました。
醤油の木桶がある蔵へ案内していただくと、薄暗い蔵の中に巨大な木桶がたくさん並んでいました。独特の空気感があります。麹と食塩水を木桶で合わせて「もろみ」をつくり、1年間発酵・熟成させるのですが、江戸時代から使い続けている蔵に長年住みついている菌が美味しい醤油を作ってくれるのだそうです。階段を上がってみると発酵する熱でかなり暑い!もろみが発酵する音も聞こえました。残念なことに木桶を作る職人がいなくなってしまったそうです。
別の建物にある提携30周年を記念して2005年に生活クラブが寄贈した木桶も見せていただきました。違う菌がついている新しい木樽は13 年を経た今でも蔵には入れられず、できる醤油も同じではないのでブレンドが必要なのだそうです。環境や時間によって育つ菌が違う、人間の計算通りにはいかない菌の世界ってすごいですね!
遺伝子組み換えでない大豆を使って、シンプルな材料で、木桶でじっくり熟成して作られた醤油。この醤油を守り続けていきたいと思いました。

①タイヘイの工場へ向かう
②右側にあるのはステンレスの醸造タンク
③蔵の中には木桶がずらり
④木樽のある蔵
⑤原材料の入っているタンク
⑥工場長の伊橋さんの説明を聞く白いキャップを被った私たち

①案内をして下さった工場長の伊橋さん。びんの中身は、丸大豆、小麦、食塩。
②発酵している「もろみ」
③生活クラブが寄贈した木桶がこれ
④階段を上がって樽の中を見る
⑤上から見た木桶の中
⑥隣にいる人と比べてみると木桶の大きさがわかる!

↓発酵する音聞こえますか?耳をすませて、聞いてみてください。

 

●旅を終えて
生産者交流会で生産者に来ていただいて話を聞く機会もありますが、実際に消費材が作られている場に出かけていって、直に見て、聞いて、感じることで消費材に対する愛着がさらに湧いてきました。消費材ってすごい!生産者ありがとう!私たちはただの消費者ではない、生産者と一緒に消費材を作っているんだ!「生産する消費者」なんだ!というのをみんなに感じて欲しい!と思います。
以前は生産者に会いに行く活動が各地域で頻繁に行われていたのだと思いますが、最近そういう活動が少なくなっていたかもしれません。私自身も含め、新生酪農(株)とタイヘイ(株)に初めて来たという理事が半数以上でした。
まち主催で工場見学を企画することができるので、ぜひ機会を作って出かけてみて欲しいと思います。

興味がありましたら、こちらに記事も読んでみてください。
生活と自治WEBオリジナルレポート
・相次ぐ酪農家の廃業。この夏、牛乳が品薄になる恐れも
http://seikatsuclub.coop/seikatsujichi/specialreport/1211.html
・自給率100%の飲用牛乳に赤信号 日本の酪農守るには
http://seikatsuclub.coop/seikatsujichi/specialreport/1328.html
これに賭ける!生活と自治7月号
・千葉県の酪農家と牛乳工場が作る とびきりのアイスクリーム
http://seikatsuclub.coop/seikatsujichi/korenikakeru/1290.html

生産者リレーエッセイ
・伊橋弘二さん タイヘイ(株)
http://seikatsuclub.coop/item/relayessay/20090715.html

<おまけのオフショット>

報告:広報担当理事 S

2018年9月17日

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