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地域の中に多様な「傘」を~湯浅誠さん講演会報告

反貧困ネットワーク事務局長・湯浅誠さんあっという間に住む家も失う「すべり台社会」ではなく、人としてあたりまえの幸せを実現できる社会を子どもたちの世代に手渡したい。そのための福祉政策を考えようと、12月10日(土)反貧困ネットワーク事務局長の湯浅誠さんをお招きし、「派遣村村長からのメッセージ 」と題して講演会を開催しました。

当日は67名が参加し、現在直面している社会の問題について真剣に考える2時間となりました。

出生率1.39…持続不可能な社会

湯浅さんは、未婚者数が年々増加し、このままいけば20年後には50代の男性3人に1人が未婚になる予測を示しながら、「一方で結婚を希望する人は9割、ほしい子どもの人数は2人。この望みがすべて叶えば出生率は1.8になります。しかし現実は1.39。少子高齢化が進み、上の世代を支えていくことが難しくなるこの状況は、社会的に持続不可能」と語りました。

増大する将来への不安

結婚や出産をしたくても、収入や将来への不安があってできない――。この問題は、高度経済成長期にできあがった社会構造にあると言います。
「日本社会では『3つの傘』が生活を支えてきました。国が企業を支え(1つ目)、企業が正社員を雇用し(2つ目)、その社員が妻子を養います(3つ目)」
それが、90年代に企業の雇用が狭まり、それまでのようにはいかなくなりました。傘の外に出てしまう人が増大し、収入や将来への不安も広まったのです。

地域の中に多様な「傘」を

「傘の外は断崖絶壁。傘の内側にいても、いつ外に出てしまうか分からない社会では決して安心できません。そうではなく、たとえ今の傘から出てしまっても、いろんな傘の中に入れるような社会にしたい」。
そのためには、国や企業だけに頼るのではなく、多様な傘をたくさん作っていくことが大切だと言います。

「社会に出て頑張りすぎ、疲れてしまった人も、障がいのある人も、再び傘の中へと入るために安心してすこし力を蓄える場が必要です。
一人の人間がいきいきと働くことで、いっしょに暮らす家族が安心したり元気になるなど、もたらす影響は大きくなります。そのためのステップとなる場を作ることで、傘の中へと続く道筋を作ることができる」と語りました。

湯浅さんは、ワーカーズ・コレクティブの活動にも触れながら「必要と感じた人たちが、必要に応じそういう場を作っていく。そこに今の問題を打開する可能性があります」と語り、「そのような地域の中での活動を、これからも広め続けて下さい」と、活動を続ける組合員にエールを送りました。

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