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大飯原発の再稼動に反対する意見書を提出

 
 

生活クラブ連合会は関西電力大飯原子力発電所3,4号機の再稼働反対の意見書を、野田総理大臣、細野原発事故担当大臣、枝野経済産業省大臣、藤村官房長官、西川福井県知事、関西広域連合を構成する知事に6月21日、提出しました。


2012年6月21日
生活クラブ生活協同組合(東京)
理事長 吉田 由美子


関西電力大飯原子力発電所3、4号機の再稼働に反対する意見書


生活クラブ生活協同組合(東京)は、東京都内に組合員約7万人の生活協同組合です。
関西電力大飯原子力発電所3、4号機の再稼働は、2011年3月の東京電力福島第一発電所の大事故に少しも学んでいない判断であると考えざるを得ません。
私たちは以下の理由から大飯原子力発電所の再稼働を行うことに断固として反対します。


1.東京電力福島第一原子力発電所の大事故を教訓にして、独立した原子力規制機関が原子力発電所の安全性の評価した上で判断すべきです。

今までの国の行政機関の審査、評価で安全とされていた福島第一原子力発電所の大事故は、原子力行政に対する信頼を根本から崩しました。福島原発の事故がなければ、2011年の大震災もこれほどの被災者、被害者を出さずにすみました。事故の検証が終わってない中で、既存の機関が評価した内容で、原発の安全性が確保されたと発表することは、事故に何も学んでいない暴挙です。
大飯原子力発電所の付近には活断層が複数あり、連動して動けば巨大地震となる可能性があります。評価機関を利害関係のある省庁から独立させた原子力規制機関へ移行させ、改めて安全性の評価をした上で判断をしてください。


2.電気の消費者である私たちは、夏場に限らず節電や省エネに取り組んでいます。さらには、風車を立ち上げ自然エネルギーによる電気もつくりはじめています。電力不足を言う前に、自然エネルギーを導入しやすい制度改革を速やかに進めてください。

 夏の電気の不足を理由に再稼働に向けた判断がされるということですが、電力需要の予測を再度見直すべきです。すでに日本中の原発の供給は停止しており、供給側だけでなく、需要者側も節電や省エネ器具へ買い替え、自家発電設備の導入など対策をすすめています。電気が不足するから原発を再稼働するという道筋ではなく、安全性に問題のある原発を稼働させずに電力を確保する方法を追求してください。
 首都圏の4つの生活クラブ生協が連携して、風力発電を建設し、自然エネルギーによる電気の使用を始めています。電気が不足するというなら、このような市民レベルの自然エネルギー創出への支障を減らすなどの制度を速やかに改革することを進めるべきです。


3.原発の安全性に対する周辺地域の住民の不安は解消されていません。再稼働についての国民の合意も得られていません。

 福島原発の事故以降の政府の対応は、脱原発依存を掲げながら、実質原発稼働の提案が出されており、国民の信頼を失っていると言うことができます。また、原子力委員会の秘密会議や原子力安全委員会の情報の隠匿などの報道が毎日のようにされています。原発の事故が発生したときに一番の被害を受けるのは地域の住民であり国民です。福島の地元自治体は事故後に原発の安易な再稼働に反対しています.
福島第一原発事故の検証とともに、原発に依存しない政策を確かなものにすることが先決です。

以上



 

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