生活クラブ東京の最新情報

ライトライブリフッド賞アジア太平洋会議に参加しました

社会正義・持続可能な開発、人権の分野で活動し、政府や企業では出来ない、またやらないことに対し、オルタナティブな活動を展開している人たちにおくられる「ライトライブリフッド賞」は、今年で35周年を迎えます。

生活クラブでは、1989年にこの賞を受賞しました。詳しくはこちら ライトライブリフッド財団は、賞を与えるだけではなく、受賞者たちのネットワークをつくり、社会変革をする目的を持っており、5年ごとに受賞者が集まり交流し、社会変革について議論する場を設けています。今年はインドのムンバイで行なわれました。生活クラブ東京から代表として参加した土谷雅美理事長からの報告を紹介します。

持続可能な食糧をつくりつづけるために
ワーキンググループで生活クラブの活動を紹介

グループ討議で発表する土谷さん会議では、自己紹介の後は6つのグループに分かれ、各団体から事前に出された社会的な課題について議論しました。

生活クラブの問題意識も「持続可能な食料生産と消費・遺伝子組み換え作物との戦い」として1つのテーマにあげられ、発表しました。これまでの活動紹介、問題提起をもとに、活発な意見のやり取りができました。

受賞者だけではなく、スタッフや他の地域で活動されている方など4つの大陸から8人の参加です。自給が可能であるにも関わらず、地域で必要とするものが作れない現状、遺伝子組み換え作物栽培や農薬などの被害、地球規模の環境破壊などさまざまな課題が出され、生産・流通・消費をどのように考えるか。それぞれの地域での問題提起が行われるともに、生活クラブのオルタナティブな消費システムを発展途上国でどのように活かせるかを話し合いました。

ポイントは「食料主権」「安全保障」「自己決定」。途上国での現状把握が難しく、さらに通訳を通しての議論も限界を感じながら(全員英語)でしたが、私たちの活動が議論のきっかけとなり、他国特にペルーやエチオピア、インドの方たちと、共通したテーマで話すことができました。

各国の活動を結んでいく 会議の振り返り

会議の最終日には、「南アジアにおける気候変動と貧困」や「持続可能なエネルギー」、「暴力のないアジア」など、それぞれのグループで話し合われた内容を共有し、各国から意見が出されました。主な意見は以下のとおりです。

  1. 途上国の貧困は農業や気候変動の背景がある。持続可能な経済と繋がりあると考え、協同組合銀行の必要性を強調。
  2. 核兵器の反対行動は大事。しかし、もっと小さなもので人は殺されることも認識しなければならない。
  3. 自治をもったコミュニティを目指さなければならない。資源、水もコミュニティで管理できなければならない。
  4. 暴力のないアジアを考える時、拷問のないアジアも考えなければならない。政府機構が暴力的で民主主義がない事が問題。
  5. 原子力廃止について情報を共有し、議論を巻き起こす必要がある。政治的な連帯や支援が必要ではないか。

また、各活動で署名活動を展開しているのであれば、ぜひ署名をして支援しましょうと、いくつか持ち寄った署名用紙に署名をする時間を設けました。日本からも現在取り組んでいる福島関連の署名にも協力いただきました。最後にそれぞれ感想や意見を再度述べ、閉会となりました。

「地域」と「地球」を重ね、市民社会を築いていく

今回、ライトライブリフッド35周年のアジア太平洋会議に参加できたことは、とても光栄なことでした。思いがけずインドという国へ行くことも貴重な体験です。ムンバイは都会的な都市ですが、隣り合わせで存在するスラム街は衝撃的な光景でした。そこに生活があるということを受け入れるには、正直厳しいと言わざるを得ないほどの情景です。

小さな子どもたちが走りまわり、停車している車の窓をたたいてお金を得る。そうした児童労働で生活を支えているのを見て、どうしていいのかなどわかりません。せめて、コミュニティでのつながりの中で、幸せも感じながら生活できていることを祈るだけです。
アジアでは、児童や女性のおかれる状況は厳しく、人権や差別に立ち向かい活動されている方の受賞者が多くいます。インドは受賞者数が一番多い国です。

受賞だけに終わらず、その活動を追いながらネットワークを形成し、共通の課題として取組みを議論できるのは、まさしく協同の力です。社会の課題は自治と参加でおこなう協同組合がもっとも有効な解決手段である、とすれば、ライトライブリフッドはまさに大きな協同組合的な存在であると感じました。アジアの地域でできたネットワークで、さまざまな呼びかけや協力ができるかと思います。その時に自分たちの活動をどのように結びつけ、何ができるかを考えていければと思います。

生活クラブ東京は、受賞をきっかけに「草の根市民基金ぐらん」をスタートさせました。今年20周年を迎えます。市民の寄付による財源で東京に根ざした草の根の活動、また、アジアの国の支援を行っているNGOなどに毎年助成をしています。助成するだけではなく交流会も毎年行い、さらにネットワークづくりも課題として捉えています。
助成という手段で、行政や企業が出来ない・やらない事を市民事業としておこなう最初の一歩を応援すること、地域と地球を重ねて問題の解決を図り市民社会をつくりだしていくこと、が「ぐらん」の目的です。まさに、ライトライブリフッドの活動の東京版だとあらためて思いました。今後の自分たちの活動を構想するうえで、とても刺激になりました。参加させて頂きありがとうございました。

3月6日はインド暦第11月の満月のお祭りでした。春の訪れを祝い、仲良くなろうという意味で「ハッピーホーリー」といいながら何色もの色粉をかけ合いました

2015/3/24 生活クラブ東京 理事長 土谷雅美

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