生活クラブ東京の最新情報

第10回GMOフリーゾーン全国交流集会 in くまもと に参加しました

生活クラブでは、遺伝子組み換え作物の栽培に反対しています。遺伝子組み換え作物(GMO)の排除などを目的にイタリアで始まったGMOフリーゾーン運動は日本にも広まり、2005年に滋賀県高島市の圃場で初のフリーゾーン宣言が行われ、翌年には同市で第1回目の「GMOフリーゾーン全国集会」が開かれました。

第10回目となる今年は、熊本・阿蘇で3月7・8日に開催されました。全国各地からGM作物を植えたくない・食べたくない・広めたくないと考える消費者・生産者等が約480人集まり、各地の取り組みの報告しました。生活クラブ東京から参加した副理事長の植田泉さんの報告を掲載します。

*GMOフリーゾーン…遺伝子組み換え作物が栽培されていない地域。GMO(Genetically Modified Organism)とは、遺伝子組み換え作物(生命体)を意味します。

集会は、「歌う市長」として有名な佐藤義興市長の歓迎の言葉と「歌」から元気よく始まり、続いては共催団体であるグリーンコープ・くまもとの組合員と生産者の実行委員会メンバーによる寸劇です。
タイムマシーンで10年後の阿蘇の地に行ったら、そこで農業にいそしむ夫婦が遺伝子組み換えのタネが圧倒的に増えて困っているという内容に憂いたり笑ったり。現代に戻り、『遺伝子組み換えに反対しよう!』というフィナーレには大きな拍手がおきました。

今治市での有機農産物・地元食材導入の取組み

基調講演は、今治市玉川支所長・安井孝氏による『今治市の食と農のまちづくり』でした。今治市では、1983年に全校での給食自校化・有機農産物の導入・地元食材の優先使用が始まり、市全体で食と農林水産業を基軸としたまちづくりが展開されています。
そして、有機農業推進の障害となる遺伝子組み換え作物の栽培規制を含む『食と農のまちづくり条例』の制定など、成果を上げている実践例に感心しました。

有機農産物推進・地元産優先の今治市内では、地元スーパーはもちろん、巨大資本の全国スーパーでも「地産地消」「有機」を優先して品揃えをせざるえない状況だそうです。徹底すれば、大資本を巻き込むこともできると参考になりました。

子どもたちが学校農園でJAS有機認証の農業を行い、それが大人の農業者に影響を与えている事例や、今治名産のタオルの原綿も地元産のものを使おうとするなど、ステップアップに向かっている事例など、素晴らしい取組みに感動しました。

地域の生物多様性、在来種子を守りたい
若い世代を巻き込み、つながる

主催の『遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン』の天笠啓祐氏からは、近年のGM状況変化として、GM作付国数は増えていないが面積は増えていること、最近の重要課題はGM作物を原料としたり製造過程でGM技術を用いるGM食品添加物であることなどが報告されました。

シンポジウムでは、阿蘇を中心に熊本県内でのGM反対、生物多様性を保全する活動についてパネラーの方々からの話がありました。
特産である阿蘇高菜をはじめとする在来品種の自家採種を進める活動、日本の3大生物多様性保全地の一つである阿蘇での草原・水を守るための活動など熱心な取り組みが紹介されました。

阿蘇中央高校グリーン環境科の生徒さんによる報告では、阿蘇の草原と伝統的な野焼きや茅葺の東屋づくりを守るため、自分たちより下の世代も巻き込んだ活動を行っているといいます。若い世代のまじめさと、力強さを知る機会となり、うれしく思いました。

それぞれの方の阿蘇に対する愛があふれ私たちの心にもしみるお話の数々でした。

△交流会ではみんなで「おてもやん」を踊りました

遺伝子組み換えでない「種」を未来に!
全国に広がる活動

私たちは、GM作物を栽培しないという生産者にGMOフリーゾーン宣言を呼び掛け、組合員や物流・販売事業者にはフリーゾーン活動を支援するサポーター登録を呼び掛けています。継続的な活動により、今までGMOフリーゾーンエリアのなかった富山県と福井県にも今回初めて宣言者が生まれ、全都道府県にGMOフリーゾーンができました。

東京でもこの1年間に新たに9つの物流・販売事業者がサポーター登録をし、個人のサポーター登録は571人増えて1,695人になりました。

今回のGMOフリーゾーン宣言の看板は、熊本の方たちの優しさと温かさそしてパワーを表すような優しい色調の親しみやすい絵柄です。
実行委員会の劇とは違って、10年後も阿蘇の草原が緑にあふれ、遺伝子組み換えでない種で豊かな農業が続けられていることを願いながら、全国の仲間と運動を続けていくことを約束しました。

△GMOフリーゾーン看板の前で(北東京生活クラブ理事 岡部和代さん(写真左)・植田泉さん(写真右))

≫生活クラブの遺伝子組み換え対策はこちら
≫第10回GMOフリーゾーン全国交流集会inくまもと 生物多様性の阿蘇の草原から発信!(生活クラブ連合会HP)

(2015年4月9日掲載)

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生活クラブ東京
http://tokyo.seikatsuclub.coop/

 
 

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