生活クラブ東京の最新情報

韓国の生協が生活クラブグループを視察訪問

生活クラブ東京は、国際交流と連帯活動の一環として、韓国の各生協との交流をすすめてきました。ハンサリム生協は、韓国の生協のひとつで、生産者との連携を重視する点で生活クラブ生協と考えが近く、2012年からほぼ毎年視察を受け入れ交流してきました。また、生活クラブ東京も2012年秋、訪韓してのその活動に学んできました。

今回、9月3日にハンサリムの連合会(20名)、9月29日にハンサリム・ソウル(12名)、10月22日はハンサリム・スウォン、ヨンナム・ヨギン(7名)の視察が行なわれました。視察場所は、西東京市の生活クラブ関連の福祉施設や世田谷区の生活クラブ館で、デポーや子育て支援・高齢者の福祉事業の視察が行なわれました。

 


 韓国の生協の福祉事業 チャレンジへの期待

生活クラブ生協東京 専務理事 村上彰一

今年の9月、10月に韓国のハンサリム生協の連合会と2つの単協が、それぞれ生活クラブグループを視察されました。昨年はやはり韓国のiCOOP生協が視察に訪れており、旺盛な学習意欲に驚くと共に、共に視察のテーマが「福祉事業」という点が興味深いことです。韓国の生協は2000年代半ばから事業的な成長過程にはいり、2010年の生協法の改定によって、それまで農産・水産・畜産関係とオーガニック商品しか取り扱うことができなかったのがその規制がなくなり、全てのカテゴリーの商品の取り扱いができるようになり飛躍的に成長を遂げました。

一定の事業的な成長をとげた中で、今後、どのような政策をもち韓国社会の中で事業的、また運動的なポジションを目指していくのか、とても興味がわくところです。

生活クラブは共同購入事業が中心の生協ですが、首都圏では90年代から福祉事業にも力をいれており、東京、神奈川、埼玉、千葉の4つの都県の生活クラブグループで展開している福祉事業の事業高は130億円を超える規模となっています。生活クラブの福祉事業の特徴は生協本体の事業と生協を母体として設立した社会福祉法人、そしてワーカーズコレクティブ、NPOの事業での展開という多軸重層的なスタイルとなっている点です。4都県の福祉関連の団体数は200団体を超えており、事業内容は訪問・居宅・通所・ショートステイ・特養・グループホーム・食事サービス・移動サービス・保育園・子育てひろばなど多岐にわたります。生協という「共益」の組織の強みと限界性を認識しながら人材やノウハウ、また空間などの資源を地域社会に拓く試みは、とてもユニークな取り組みになっていると思います。

ハンサリムの人たちは、これから福祉事業を取り組もうとしている中で、生活クラブの取り組みを見て、地域での人との関係性を活かしながら事業を進めていることをとても高く評価してくださいました。また保育園とグループホームやデイサービスなどの高齢者施設の交流があることにも関心をもってくれました。

これから韓国の生協はますます面白くなるでしょう。目が離せません。

※本稿は、「NPO法人・希望の種」に掲載された原稿を転載するものです

 

 【2015年11月19日掲載】

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生活クラブ東京
http://tokyo.seikatsuclub.coop/

 
 

 

 

 

 

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