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玄海原発と美浜原発の再稼働に反対のパブコメ・意見書を提出

11/10に原子力規制委員会より、「九州電力株式会社玄海原子力発電所3号及び4号炉の発電用原子炉設置変更許可申請書に関する審査書案に対する科学的・技術的意見の募集について」パブリックコメントの募集があり、安全対策が不十分なまま原発を再稼働させようとしている事態に対して、生活クラブ生協・東京として再稼働に反対するパブリックコメントを提出しました。
また、8月に再稼動反対のパブコメを提出していましたが、美浜原発(福井県・関西電力管内)の再稼動が認可されたことについて、内閣総理大臣宛に抗議する意見書を提出しました。

 


 ▼玄海原発再稼働反対のパブリックコメントの要旨

  • 再稼動せずに廃炉にすることを求める。
  • 福島の原発事故の収束がまったくしていない。
  • 地震と火山に対して大きなリスクがある。
  • 使用済み核燃料プールの空きが少なく、3~7年で満杯になってしまう。
  • 3号機はMOX燃料を使うが、安全性審査が適切に行なわれない。
  • 原発から30km圏の人口の1割が離島に住んでいるため、避難が困難である。

≫原子力規制委員会の審査書に対する意見募集要項はこちらから
(原子力規制委員会のWEBサイトにリンクします)

≫パブリックコメント全文はこちら


 ▼美浜原発再稼働反対の意見書の要旨

  • 運転期間が40年を越す老朽原発を、安易に「例外」として次々と再稼動の認可をしていること。廃炉にすべきであること。
  • 圧力容器が経年劣化する危険性が解決していないこと。
  • 可燃性電気ケーブルを防火シートで覆うことでそのまま使えるように認めたこと。
  • 活発化している地震活動への懸念。

 ≫意見書全文はこちら   

 


 

原子力規制委員会 御中



「九州電力株式会社玄海原子力発電所3号及び4号炉の発電用原子炉設置変更許可申請書に関する審査書案」に対する意見

                          住 所:東京都世田谷区宮坂3-13-13
                          氏 名:生活クラブ生活協同組合・東京
                              理事長 土谷雅美



◯意見提出箇所(全体)
福島第一原子力原発の事故による放射能の環境汚染や汚染水漏れと、被害者への支援は解決のめどが立っていません。それにもかかわらず、原発の再稼働が次々と認められていることに対し、福島原発事故の教訓が生かされずに、再び原発依存の道へと逆戻りしてしまうのではと懸念します。

◯意見提出箇所(10~20ページ)
元原子力規制委員の島崎邦彦氏は、熊本地震を踏まえて「入倉・三宅式で地震動は過小評価」との警告を発し、原子力規制委員会・庁は7月13日に、大飯原発の地震動を武村式で再計算した結果を公表しました。その結果、武村式に置き換えて計算すれば、地震動は1.8倍になることが分かりました。美浜原発もやはり、基準地震動は入倉・三宅式で計算されています。武村式で計算すると約1800ガルとなり、安全限界を超えるとも言われています。政府の地震調査委員会も、入倉・三宅式では地震の規模や揺れを小さく見積もる恐れがあることを認めています。
熊本地震では、震度7の地震が2回も起こりました。このような複数の地震に対する安全性評価はされていません。比較的小さな揺れであっても、繰り返し力を受ける疲労でひび割れがすすみます。
以上のことから、地震による損傷の防止について、適切な評価がなされていないと考えます。

◯意見提出箇所(64~72ページ)
熊本地震以降、火山活動が活発化しています。玄海原発の周辺には、阿蘇カルデラ、加久藤・小林カルデラ、姶良カルデラ、阿多カルデラ、鬼界カルデラなどがあり、火山の噴火の予知は専門家にも不可能と言われています。原発の立地としては不適とすべきです。

◯意見提出箇所(全体)
玄海原発では使用済み燃料プールの空きが少なく、3号機は3年ほど、4号機も7年ほどでプールが満杯になると見られています。このような状況のまま再稼働を認めるのは無責任です。

◯意見提出箇所(全体)
3号機は、MOX燃料を使用するプルサーマル方式です。プルサーマル特有の安全性審査が現在の基準では行なわれません。したがって適切な評価がなされていないと考えます。

◯意見提出箇所(全体)
原発から30キロ圏の人口の約1割が離島に住み、事故が起こったとしても船やヘリコプターを使っての避難は、天候などによって困難が予想されます。避難計画も適合性審査における検証の対象とすべきであり、30キロメートル圏内自治体の同意を得るべきです。

◯まとめ
九州電力玄海原子力発電所3、4号機は、再稼働せずに廃炉にすることを求めます。


以上


2016年12月15日


内閣総理大臣
安倍 晋三様


                                  生活クラブ生活協同組合・東京
                                  理事長 土谷雅美
 

 

美浜原発3号機の再稼働に反対する意見書

「美浜発電所3号炉は、再稼働せずに廃炉にすることを求めます」

11月16日、原子力規制委員会は、関西電力美浜発電所3号機の再稼働を認可しました。 福島第一原子力発電所の事故後に作られた新しいルールでは、原子力発電所の運転期間を原則40年とし、 1回に限り最長20年の延期ができるとされています。しかし、高浜原発に続いて美浜原発でも、例外が安易に認められました。

これに対し、生活クラブ生活協同組合・東京は強く抗議します。40年を超す老朽原発を延命させるのは、安全面からも、脱原発の未来に向かうためにも、認められません。

原子力発電所の運転期間を40年とするルールは、甚大な被害を今ももたらし続けている福島原発事故を踏まえ、圧力容器が核分裂で発生する中性子を浴びることでもろくなる目安として決められました。また、問題が指摘されている可燃性の電気ケーブルについては、難燃性ケーブルに交換できないものは防火シートで覆うことが認められ、十分な耐火性能が保てるのか疑問です。地震活動が活発化している現状を考えると、老朽した原子炉が強い揺れに耐えられるのかという問題もあります。

そして最長20年の延長は、「例外」に過ぎません。この例外の枠を不用意に広げてしまえば、福島原発事故を教訓に作られた制度が効力を持たず、再び原発依存の道へと逆戻りしてしまうのではと懸念します。

美浜原発3号機は、直ちに廃炉にすべきです。

以上

 【2016年12月19日掲載】

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