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福島・栃木の家族を迎える保養企画「協同村で思いっきり遊ぼう!vol.6」を開催しました

9月16~18日の3連休、今年で6回目となる福島・栃木の家族を迎える保養企画「協同村で思いっきり遊ぼう!vol.6」をあきる野市の協同村で開催しました。実行委員の組合員や桜美林大学と東京家政学院大学のボランティア、提携生産者や協同村ボランティアのみなさんの協力を得て、今年も福島と栃木から6家族24人と、福島から1人の大学生ボランティアを迎えることができました。

毎年参加されるリピーターの方も多く、実行委員である東京の組合員たちも子どもたちの成長をうれしく見守ります。福島から来てくれた大学生ボランティアも最初は子どもの枠で参加していましたが、大学生になって運営を手伝ってくれるようになりました。子どもたちの成長を見ていると6年という時間の長さを感じます。

台風でも元気いっぱい!
協同村で思い出たくさん作れたね

今年は台風の影響があり、協同村に到着した直後から小雨が降り始めましたが、待ちきれない子どもたちは川に入ってカニや魚をつかまえたり、まわりで泥遊びをしたり、短いながらも川遊びをたのしみました。2日目はボランティアが子どもたちに折り紙をおしえてもらったり、提携建築士の方にうどん打ちを教わって協同村ボランティアの方が揚げたおいしい天ぷらで夕食をいただきました。この日も子どもたちは1日中室内ではおおはしゃぎ!夜は雨を避けての花火で盛り上がりました。走り回って遊んでいるうちに、まるで従兄弟のように仲良しに。最終日は台風一過で念願の晴天!残念ながら川は増水していたため入れませんでしたが、空に向かって石けん液のシャボン玉遊びと3日間の写真をアルバムにしておみやげにし、楽しいツアーを締めくくりました。


 協同村と言えばやっぱり川遊び!この石おみやげにしようかな?
毎年恒例 1日目の夕食は和高スパイスさんにご提供いただきました

 


 

 


手づくりランタンで幻想的な夜に

屋根付きバーベキューサイトで雨でも快適♪外で食べるとおいしいね

 


 

 




 

絵本「そらまめくんのベッド」に夢中 そらまめくん、これからどうするの?

晴れた! シャボン玉とんでけ~

 


 

 


 

 


 
 

2日目の夜に、大人たちが集まって交流会を開催。ここで、被災地での現状、原発事故から6年経った今の気持ちなどをお聞きました。 

県民健康調査の問題点が発覚
これからの甲状腺検査

福島県民が受けてきた全体検査は、先行検査、本格検査(2回目)、本格検査(3回目)、と3回行われ、2017年度末時点で従来の知見の100万人に1人よりはるかに多い2000人弱に1人、191人に甲状腺がん(悪性及び悪性疑い)が見つかっています。さらに、NPO「3・11甲状腺がん子ども基金」の最近の調査で、福島県民健康調査で経過観察となった後に、自発的に別の病院で診察を受けて甲状腺がんと診断された場合には、この191人には含まれていないことが分かりました。福島県もこの事実を認めています。

また、県民調査は福島県に住んでいる人が対象で、栃木の参加者から「県境で放射線が低くなるわけではない。国や県は全体を把握して欲しい」という声があがりました。

現在、福島の18歳以下の子どもは医療費免除になっていますが、今後も続くかわからないという不安や、県外に出た子どもたちの健康がどう保障されるのか、成長してからがんを発症したらどうなるのか、子どもたちの今後の健康が心配です。福島の大学生ボランティアからも「自分の健康は不安だけど、前例がないので何をどう心配すればいいのかすら分からないのが不安だ」という心境も聞きました。

現在のようす
中間貯蔵施設に向かうまでの汚染土の所在

福島の各家庭を除染した汚染土は袋に詰めて家の庭に埋められていました。今年の夏、その汚染土を掘り起こして中間貯蔵施設に輸送するため、仮置き場に集める作業がすすんでいるそうです。

「掘った穴の放射線量測定をしてから埋めなくてはならないため、業者が掘った後に役所が測定作業をするまで庭に穴が空いたままだった」、「地域の飲料水となる川の上流に仮置き場が設置され反対運動が起きた」、「分譲住宅地の残った一区画が近所で仮置き場になっている」、「校庭では、ついたてが建てられ砂けむりが立つ横で子どもたちが夏の部活をしていた」、「公園で掘り出されたフレコンパックの中の汚染土の数値が低かった。当時は線量が高かったので、地下に染み込んでしまったのではないか」、など、それぞれの地域でのようすを教えてもらいました。

福島第一原発事故から6年半
今だから気をつけていたいこと

参加者の話を聞いた大学生ボランティアからは「首都圏の日常では意識しなくなった放射能の不安と今も向き合い、子どもを守ろうとするご両親の気持ちを聞いて、まだまだ終わらない問題だと改めて認識した」、「福島の人たちが甲状腺検査を今も受けていることに驚いた」、「実際に会って顔を見て気持ちを聞いてみて、ニュースで聞いてることだけが本当のことじゃないんだと思った」などの感想が出ました。

実行委員や栃木の参加者からは「ネットなどで簡単に情報が入る時代だけど、本当に知りたいことは数字では分からないことが多い。事故から月日が経って事実が誇張されて届くこともある。こうして顔を見て生の声を聞く機会はとても重要だと思う」と、話を聞かせてもらったことに感謝の声が出ました。また、福島の参加者からも「おかしいと思うことに声をあげ続けているけど、ずっと続けているのはしんどい時がある。こうして離れたところにも仲間がいることを感じられるのはうれしい」という声もいただきました。

土谷雅美理事長からは、「時間が経つことで話せること、分かってくることもある。こうして集まって共有をすることはとても大切。年に1回でも、こうして会う機会を設けてこれからのことを一緒に考えていくことが大切ではないか」とあいさつがありました。

原発事故が起きてしまったことを、なかったことにはできません。私たちにできるのはこれからの社会を共に考えること。それは福島の人だけではなく、みんなに課されたものです。一人だけで思い悩んだり意見や立場の違いで対立をするのではなく、自分がどんな社会で暮らしていきたいかを尊重しあいながら生きていける、そんな世界にしていきたいと思います。

 

このリフレッシュツアーは組合員からのカンパで運営されています。
企画・事前準備・運営は、組合員から募った有志の実行委員が担い、食事の準備・企画進行などには、家政学院大学・桜美林大学のボランティア、提携生産者の和高スパイス、提携建築士、協同村ボランティアのみなさま、他おおぜいの方にご協力いただきました。
ツアーに関わり、力を貸してくださったみなさま、ご協力ありがとうございました。

【2017年9月28日掲載】

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http://tokyo.seikatsuclub.coop/

 

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