機関紙『街かど』2023年12月号
生活クラブでは、北海道チクレン農協連と子牛の肥育から精肉の加工まで「一貫生産」を行っています。酪農家が牛乳を絞るために乳牛を妊娠させ誕生した子牛のうち、オスを成長させて牛肉として利用します。産まれてくるオス子牛の命を無駄にせず牛肉として大切にいただくことで、酪農の生産体制を維持しています。肉牛農家も輸入飼料高騰等で苦しい状況の中、北海道産の飼料用子実(しじつ)とうもろこしや飼料用米を給餌して国内自給率を向上させています。チクレン農協連では、牛肉の利用減少とともに9軒にまで減っていた生産者が、新型コロナウィルス感染症の影響による利用伸張で現在12軒に増えました。この生産体制を維持するためには、私たちの利用が不可欠です。組合員全員が年間3パックの利用で、約束した量を食べきることができます。特定の部位だけでなく、バランスよく食べましょう。
今年のおすすめは牛肉♪
ローストビーフゆでて焼いてで失敗なし!
材料 冷凍牛肉ローストビーフ用ランプ・ウチモモブロック500g
スパイス&ガーリックソルト1/2袋 国産ブレンドなたね油大さじ2、ローズマリー適宜、★赤ワイン大さじ1★バルサミコ大さじ2★丸大豆醤油小さじ1
つくり方 調理時間30分※解凍時間は含まない
①牛肉は冷蔵庫に移し、一晩かけて解凍する。冷蔵庫から取り出し2時間ほどおいて常温に戻す。キッチンペーパーで水気を拭き取り、なたね油大さじ1とスパイス&ガーリックソルトをすり込む。耐熱性の食品用ポリ袋に入れ、袋の空気を抜いて口をとじる。
②鍋に耐熱皿を入れ、①が十分に浸かる程度のたっぷりの湯を沸かす。 ①を入れ、菜箸やトングで上下を返しながら2分ほど加熱する。全体の肉表面の色が変わったら火を止めてふたをし、そのまま20分ほどおく。
③食品用ポリ袋から肉を取り出す。袋に残った肉汁はとっておく。フライパンになたね油大さじ1を強めの中火で熱し、肉を入れて転がしながら焼く。全体に焼き色がついたら、肉を取り出して厚みのある部分を切り、中の赤みを確認する。焼き上がったら、アルミホイルで包み、粗熱がとれたら冷蔵庫で1時間ほどおく。
④ソースを作る。肉を焼いたフライパンに③の肉汁と★を加え、とろりとするまで煮詰める。
➄③の肉を切って器に盛り、④を添える。好みでローズマリーを飾る。
定番のクリスマス用品おすすめ品&新規取り組み品
●骨付きモモ照り焼き (株)秋川牧園
丹精國鶏の骨付きモモ肉をにんにく風味のタレでジューシーに焼き上げました。手間なく、豪華なクリスマスの定番人気品です。
●日本の米育ち三元豚ポークシチュー (株)平牧工房
新規品!平牧三元豚をじっくり煮込んだ本格的シチュー。濃厚な旨味がたっぷり。お肉も大きくたくさん入っていてゴージャスです。
●キャラメルショコラケーキ 全国農協食品(株)
国産小麦粉を使用したスポンジに、キャラメル風味のクリームをサンド、クーベルチュールチョコレートでコーティング。上品な甘さです。
お正月用品のおすすめ取り組み品
●伊達巻 こめや食品(株)
ふんわりとやわらかく、ジューシーな食感が人気です。上質な無リンすり身と提携生産者の鶏卵を使い、化学調味料や着色料は不使用です。ひとつひとつ手で巻いて仕上げています。
●雄武産紅白刺し身セット 北海道ぎょれん
提携産地雄武漁協で水揚げされたほたてと秋鮭といくらを使用。北海道の豊かな海の香りが口中に広がります。輸出制限等の影響により国内消費を促進中!
●冷凍牛ロースすき焼き用 北海道チクレン
すき焼きにぴったりな1.8mmにスライス。しゃぶしゃぶにもおすすめ。400gが2個セットになっています。健康赤身牛肉をどうぞ!
年に一度の、いつにも増して生産者がていねいに作り上げた特別な消費材の数々。巷では売れ残って廃棄されることが問題となっていますが、無駄が出ないよう私たちは食べる計画を立てて、予約共同購入をしています。これまで組合員が生産者と育ててきた大切な消費材です。これからも食べ続けられるよう、食べる約束をして、私たちだけでなく、私たちの次の世代もまたその次の世代も食べることができるよう未来へつないでいきましょう。
P4 まちをつくる 市民の活動を市民が応援するしくみ