機関紙『街かど』2024年2月号
<特集> 「コミュニティ」でつながろう
「コミュニティ」は、意思ある組合員がコミュニティリーダーとなって呼びかけ、近隣に住む組合員が集まって構成します。ご近所でたすけあえる地域づくりをめざして気軽でゆるやかなコミュニケーションの場をつくります。
将来的にはすべての組合員がコミュニティのメンバーとなり、顔の見える関係でゆるやかにつながることが目標です。
2023年度は新たに7つのコミュニティが立ち上がり、北東京全体で195コミュニティになりました。※11月末現在 休止中44
「コミュニティ」について もっと詳しく!
●歩いて行き来ができるエリアに住んでいる組合員の組織です。(20~40人がめやす) 班・個別配送・デポーの組合員が混在します。
●まちの組織に位置づいており、まちの方針に基づいてコミュニティを増やしています。
●コミュニティの活動費は、まち予算とエッコロたすけあい制度から予算化されています。
「コミュニティ」ってどうしてできたの?
「班」では、週に1回顔を合わせて消費材を分け合います。かつて、ほとんどの組合員が班配送を利用していた頃には、定期的な集まりを通じて、困った時におたがいにたすけあう関係が自然に生まれていたのです。
しかし、ライフスタイルの変化や個別配送組合員の増加により、組合員どうしのつながりが希薄になってきたことから、「班が持っていた人とひととのつながりを 新しい形でゆるやかに再生しよう!」と、2012年より生活クラブ・東京全体で「コミュニティ」づくりの活動がスタートしました。
エッコロでたすけあう「コミュニティ」
「エッコロたすけあい制度」は加入している組合員どうしが使えるたすけあいのしくみです。困ったことがあったらご近所の組合員にお願いしてみましょう。お願いできる人の心当たりのない場合は、コミュニティリーダーに相談してみましょう。コミュニティの中でたすけてくれる人が見つかるかもしれません。
「コミュニティ」を立ち上げるには
STEP1 まちの運営委員に相談! まち広報紙で問い合わせてください。
STEP2 立ち上げを検討するために必要な組合員名簿(自分の住んでいるエリア)を発行してもらいます。名簿が届いたら、それをもとに組合員へコミュニティへの参加を呼びかけます。(立ち上げ時初回の呼びかけには配達便が使えます。その後は電話、メール、訪問、お手紙等で連絡します)
STEP3 茶話会を開いてみましょう。新規コミュニティには3,000円の予算補助があります。支援物資配達受け取り訓練への参加もおすすめです♪
あなたのもとにリーダーからお知らせが届いたら
ぜひ参加してみてください。参加できない場合でも、何かしらのお返事をお願いします。
エリアに在籍する組合員の名簿はコミュニティの活動にのみ使う目的で発行し、北東京まちづくり委員会よりリーダーに渡しています。使用後は必ず返却するきまりです。
支援物資配達受け取り訓練
地域でたすけあえる関係をつくるための第一歩として、近所の組合員どうしが顔を合わせるきっかけづくりに毎年行っています。コミュ二ティごとに日時を決め、支援物資に見立てた消費材の受け取りを呼びかけました。今年度の物資は「ノンカップ麺」で、121コミュニティが参加しました。また、2,181人分の支援物資の準備には、まちのたすけあい委員長とコミュニティリーダーも参加し、各センターに集まって行いました。
※支援物資の予算はエッコロたすけあい制度の掛け金より補助が出ています。
地域でひろがるさまざまな活動
コミュニティの活動はメンバーのニーズや地域の特性によってさまざまです。内容に決まりはなく自由に活動できます。何をしたらいいのか迷ったら、下記の活動メニューも提案しているので、ぜひ活用してみてください!コミュニティ主催だと予算補助があるものもあります。
<北東京 コミュニティ活動メニュー>
ライフプラン講座・省エネ講座・エッコロ学習会・エネルギーカフェ・登録講師企画・葬儀学習会・クリーンアップ大作戦・消費材モニター活動
2023年度は、かたづけ講座や防災講座などの登録講師企画を開催したコミュニティが多くありました♪
コミュニティ連絡会
コミュニティリーダーが「まち」を超えて集まる交流の場です。コミュニティの活動を共有し、悩みや解決策についても話しあいます。2023年度は6月と11月に開催しました。
まちのたすけあい委員
名称や構成メンバーはさまざまですが、 それぞれのまちでたすけあい委員長のもとにコミュニティリーダーや託児ケア者などが集まって情報を共有し、活動しています。メールやLINEグループなどで情報をやりとりしやすいように工夫しているまちもあります。