東京都2025年度予算編成に対して提案を行いました
生活クラブの活動を通して討議決定した方針・政策などを、東京都の各種政策・施策に反映するため、2024年10月30日に加瀬理事長、豊崎副理事長、小寺副理事長が東京都担当部局の担当者と面談し、東京都2025年度予算編成に対して予算提案書を手渡しました。
予算提案項目は「食と農」政策委員会、地域福祉政策委員会、環境政策委員会を中心に討議を行いました。
24年度の東京都予算について事前に東京都へヒアリングを実施し、各政策委員会において日常の活動から派生する重要項目、要望内容を討議して作成しました。
各政策委員会で作成した内容をとりまとめ、10月の東京理事会で承認したものを、東京都に予算要望として提出しました。
予算提案項目は「食と農」政策委員会、地域福祉政策委員会、環境政策委員会を中心に討議を行いました。
24年度の東京都予算について事前に東京都へヒアリングを実施し、各政策委員会において日常の活動から派生する重要項目、要望内容を討議して作成しました。
各政策委員会で作成した内容をとりまとめ、10月の東京理事会で承認したものを、東京都に予算要望として提出しました。
左から 東京都生活文化スポーツ局消費生活部 鈴木消費者情報総括担当課長・野口企画調整課長・片岡部長、生活クラブ東京 加瀬理事長・小寺副理事長・豊崎副理事長、岩永都議会議員
予算要望の内容
1.東京の農業を守り育てる
「都市農業の推進と環境に配慮した有機農業への転換に向けて」「学校給食等への地場産野菜の活用について」「遺伝子組み換え作物・ゲノム編集作物について」
「都市農業の推進と環境に配慮した有機農業への転換に向けて」「学校給食等への地場産野菜の活用について」「遺伝子組み換え作物・ゲノム編集作物について」
- ・東京の農地を守るため、新規就農支援のほか農地流動化奨励金制度を創設してほしい。
- ・学校給食に地場農産物を納入できるよう、引き続き強く推進してほしい。
- ・東京エコ農産物について「遺伝子組み換え操作されたものを外す」要件をつけてほしい。
2.地域福祉
「子ども・子育て支援」「生活困窮者支援」「子どもの育ち・参加の促進」
- ・重層的支援体制構築の進捗状況や具体的な内容について、都民にもしっかり伝えてほしい
- ・コロナ禍の特定貸付の償還は始まり、返済に苦しむ方の回答も多い中、後方支援事業を検討してほしい
- ・東京都こども基本条例の施策が進むよう予算措置を検討してほしい
- ・空き家などを活用し、学校を選択しなかった子ども、障がいのある子どもの居場所づくりのための予算措置
3.環境
「CO2排出削減・再生可能エネルギーの推進・省エネ政策」「脱プラスチックの推進」「有害化学物質への対策」
- ・東京都ではゼロエミッションを打ち出しているが、国は脱原発・脱石炭火力を打ち出せていない。東京都としても国に働きかけを進めてほしい。
- ・農地でのソーラーシェアリングをすすめてほしい。
- ・プラスチックの削減のため、発生抑制(リデュース)を進めるために製造販売を行う企業へ働きかけを強めてほしい
- ・東京都のマイクロプラスチックの調査は年1回で不十分。実施回数を増やし現状把握につとめてほしい。
4.生協の宅配車両の配達中の駐車規制の緩和について
- ・単身・高齢者の利用も増え、生協による見守り事業の役割もあるため、規制の緩和を検討してほしい。
意見書全文はこちら(PDFファイル)
生活クラブ東京から、各項目の概要を説明した後、意見交換を行いました。
東京都からは、さまざまな取組みには都民の意識変革が必要だとし、現在「TOKYOエシカルキャンペーン」を展開している旨報告がありました。都民の意識を変革し、エシカル消費の行動を促したいという方向性は共通であり、連携できる部分で連携しながら活動を進めていくことを確認しました。
加瀬理事長からは、今回の提案は、生活クラブの活動で実践してきた中で生じたものであり、実感をもった要望であることを改めて訴え、今後の政策への反映を要望しました。
東京都からは、さまざまな取組みには都民の意識変革が必要だとし、現在「TOKYOエシカルキャンペーン」を展開している旨報告がありました。都民の意識を変革し、エシカル消費の行動を促したいという方向性は共通であり、連携できる部分で連携しながら活動を進めていくことを確認しました。
加瀬理事長からは、今回の提案は、生活クラブの活動で実践してきた中で生じたものであり、実感をもった要望であることを改めて訴え、今後の政策への反映を要望しました。
【2024年10月30日公開】