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東京のデポー開店から20年!東京デポー20周年記念企画を開催しました

開催日:2024年11月20日

今年2024年は、生活クラブ東京で最初のお店・デポーが建設されてから20年になります。八王子・国分寺の2店舗からスタートし、現在都内10店舗に拡大しました。
11月20日、生活クラブ東京の本部にて、デポー開店20年を祝う「東京デポー20周年記念企画」を開催しました。デポーの建設、運営に関わってきた組合員やワーカーズ、生産者総勢113名が集まり、デポー20周年を祝いしました。

はじめに、生活クラブ東京の豊崎副理事長より挨拶がありました。
「デポーは、人に、生産者に会える場。生産者とともに作ってきた消費材を直接見られるデポーは、宝探しみたいな場所です。20年を迎え、今後の夢がそれぞれに見つかる場になるように願っています」

来賓として、(株)平田牧場の専務執行役 茂木 陽一さん、元 栃木県開拓農業協同組合 (現 新生酪農(株)顧問)の加藤 効示さん、そして生活クラブの生産者団体・親生会 副会長で和高スパイス(株)の山田 洋平さんよりご挨拶をいただきました。
生産者が毎日デポーに立てる訳ではない中、デポーで働くワーカーズ・コレクティブがその役割を担ってきたこと、デポーの生産者交流会が組合員のリアルな声を聴き、学ぶ場になっているなどをお話頂きました。

▼デポーをつくった「意味」とこれからの「可能性」

生活クラブ東京 顧問の伊藤 由理子さんより、生活クラブ東京がデポーを立ち上げた意味とこれからの可能性について、講演いただきました。
【人と消費材にリアルに会える場としての魅力】
東京では、2000年に第三次長期計画を立てました。それまで班を中心としていた配送形態に加えて個別配送を全域展開し、併せて組織運営を変えていく。班単位ではなく個人が自由意志に基づき楽しく活動しようと舵を切りました。
同じ時期に生活クラブ連合会がデポーの計画を立てました。当時、デポーは神奈川・千葉のみに建設されましたが、それでは物流が非効率。ローカルなため知名度もあがらず、店舗型事業のよさを生かすことができませんでした。そこで、デポー建設について東京単協にも呼びかけがあり、2002年にデポー事業を取り組むためのプロジェクトを立ち上げました。

デポー事業について考える中で、消費材を地域にリアルに見せる場ができる魅力に気づきました。しかし、それだけ魅力があっても、当時の状況では「規模が小さい」「店舗間の距離が遠い」などの経営的な課題もあることが見えてきました。「それならば東京としてなんとかしなきゃ!」という使命感もあり、東京の計画にはなかったデポー建設へと舵を切りました。

当時は、無店舗である、予約共同購入であるということが基盤にあるからこそ、空間的・設備投資的な制限から自由になり、ダイナミックな活動ができたという現実がありました。
しかし、個別配送を展開する中で、個人が参加する組織づくりに苦戦していたのも事実。やはり、デポーという場で個人とリアルに会える、リアルに消費材と人がつながる。そうしたことが有効に思えました。

【生活クラブ東京「ならでは」のデポーへ!】
当時は大規模スーパーとコンビニの二極化が進み、ドラッグストアも食品をおくなど競争が激しい状況でした。スーパーマーケット理論を勉強しても、陳列・システム・物流がすでに理論化され、郊外に大型店舗が出店し、小規模店舗は撤退している時代でした。
そんな中、今からスーパーマーケット理論を追いかけて勝ち残ろうというのはとても無理。独自戦略ですすめようと考えました。

東京がすすめるデポーは、生活クラブの活動を地域にしらしめるメッセージ店舗として地域にひらこうと考え、「共同購入=まちづくり」というコンセプトを打ち出しました。
しかし、赤字では続けられないから黒字にはしていきたい。リニューアルもあるので一定の剰余が出るようにしようと方向性を決める中で「とにかくおしゃれな店舗にしたい」という描きも出てきました。デポーは「生活クラブ運動のショーウィンドウ」。店内にはいったらワクワクするような場所にしたいという考えが固まってきました。

問題は新規組合員1,000人の拡大。なかなか手をあげるまちがなかった中、組織率も利用高も高いという地域性から、八王子と国分寺に提案し、最初のデポーが誕生しました。
そこから20年!東京都内では10店舗オープンしました。
それぞれの店舗に、オープンまで悲喜こもごもの物語があります。それは非常に大きく大切なことです。
いま、デポーでは社会的養護をうけた若者就労の受け入れなども行い、お互いの人となりを理解しあう場になり、地域貢献の場にも成長しています。
これからの展開も、まだまだ多様な可能性を秘めています。チャレンジに期待しています。

▼各デポーの20年を振り返る

伊藤 由理子さんからの講演の後、各デポーから20年を振り返り、デポー建設に関わった組合員やワーカーズより、それぞれのエピソードが紹介されました。

▲23区南生活クラブ

▲北東京生活クラブ

▲多摩きた生活クラブ

▲多摩南生活クラブ
最後に、加瀬理事長から終わりの挨拶がありました。「組合員がなかなか増えない中でも、デポーを利用する組合員は増えています。デポーには大きな希望がある。消費材を多くの人に見せるというだけでなく、働く場にもなってきました。働き、集う場であるデポーを、今後もさらに推し進めたい」と今後の抱負が語られました。

20年前、新しいことにチャレンジしようと2店舗から始まったデポーが、現在は都内で10店舗開店しています。
どのデポーも、組合員が主体になり、一緒に食べる仲間をつくりながら増やしてきたお店です。ぜひ、お近くのデポーをご利用ください。

【2024年12月11日公開】

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