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生協の食材宅配【生活クラブ東京】
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<環境政策委員会主催>

生活クラブでんきの連続講座 開催報告


第1回  コンセントの先にある「生活クラブでんき」のふるさと~地域間連携~
日時 2021年7月3日(土) 10:00~12:00
方法 オンライン(Zoom)併用
会場 多摩統合センター
講師 西城戸 誠さん(早稲田大学文学学術院 教授)
参加人数 36人
◇ 講演概要 ◇
電気だって消費材。原料やつくり方がわかる電気って、いいと思いませんか?生活クラブは「その地域とどのように連携していくか?」をいつも考え、顔の見える関係を築き、産地の地域活性に貢献しています。
この講座では「地域間連携」をテーマに、生活クラブでんきの電源となっている、生活クラブ風車「夢風」(秋田県にかほ市)や庄内・遊佐太陽光発電所(山形県遊佐町)、会津電力グループ(福島県喜多方市)の実践を中心にご講演いただきました。
●電気を通して、再生可能エネルギー発電所とつながる
「気候危機の影響を最小限に抑えるためには、再生可能エネルギーの普及は必要不可欠です。ただし、再生可能エネルギーの発電所を設置し、その電力を使用するだけでは、地方の資源を首都圏の生活者が収奪する原発と同じ構造となってしまいます。だからこそ生活クラブの組合員は、発電所の立地点の方々との交流や地元の特産品を利用した加工品等の共同開発と取組みを通して、電気の生産と消費以上の関係をつくり上げてきました。
生活クラブでんきへの切替えが、再生可能エネルギー発電所の設置や立地地域への支援となります。これを通して、持続可能な未来社会をつくる事業へ「参加」することができるのです」
講師:西城戸 誠さん
 
\参加者の感想から/
・環境負荷など生産地の負担が生じるエネルギー問題を、地域間連携という形を提案し実践して進化していける点が生活クラブでんきの自慢だと認識できました。地域間連 携は、一言で表せない時間をかけた誠実な対話と試行錯誤の蓄積の成果で、今後も継続が必要な、大切であり、大変なことなのだと感じました。さらに年始の電力市場価格高騰の際の生活クラブでんきへの影響の話も納得できた点も良かったです。
・「夢風」が、にかほ市に与えた効果、対等互恵な関係。わが家はタラーメンのファンです。生活クラブ電気との関係で、今の味があるのだと うれしくなりました。原発ほどではないけれども、再生可能エネルギーを東京ではない地方で作っていただくことで、少なからず迷惑をかけているのではないか、という懸念がありました。全く問題がないわけではないけれど、地域の活性化にもつながっているのだという実例をお伺いでき、よかったです。

 第2回 暮らし方から考える「がまんしない省エネ」〜家計と環境にやさしい住まいって?建築のプロに聞いてみよう!〜
日時 2021年7月3日(土) 14:00~16:00
方法 オンライン(Zoom)併用
会場 練馬センター
講師 竹内 昌義さん(建築家、東北芸術工科大学デザイン工学部建築・環境デザイン学科教授、『みかんぐみ』共同代表)
参加人数 56人
◇ 講演概要 ◇
2050 年脱炭素による持続可能な社会を実現するために、建築に何ができるのか。環境やエネルギーに配慮した住宅の設計やまちづくりに携わっている建築家の竹内昌義さんを講師に迎え、世界の最新事例と日本の状況についてお話をうかがいました。
●住まいを見直し快適に省エネ生活
「2050 年脱炭素を達成させるには、2050 年には全ての建築でCO2 排出量をゼロにすることが不可欠です。そのためには、地域の木材の活用や高断熱高気密化が重要です。特に断熱は、適合基準を義務化し、段階的に北海道レベルの断熱基準(HEAT20 G2)に引き上げていく必要があります。
全国各地の工務店がCO2 排出量削減に意識転換し、技術を手にすることで受注件数も増え、新たな雇用がうまれます。原発では限られた地域にしか雇用がうまれません。
2050 年脱炭素社会の実現に向けて、自分たちに何ができるのか、自治体の対応も含めて勉強し、共感をひろめましょう。」

講師:竹内 昌義さん
 
\参加者の感想から/
・窓に内窓を付けたり、断熱ブラインドを付けたりする事で省エネになる、等の、具体的なアドバイスを聞く事ができ、まずできそうなところから、暮らしにいかしたいと思いました。
・健康的で快適な家に住むことが、省エネに大いに貢献することを知り、自宅の今後について改めて考えるきっかけになりました。
・心地良く環境にやさしい公共施設を建て、そこで働く人や利用する市民が体感することはとても大切だと思いました。
・内窓のリフォームなどは何となく大変でお金もかかり無理だと思ってしまっていました。今日のお話を聞いて、やはりもう少しできることがないか考えたいと思いました。断熱ワークショップの取り組みいいですね!

 第3回 省エネ、モノを手放した暮らしの豊かさとは
日時 2021年7月14日(土) 10:30~12:30
方法 オンライン(Zoom)併用
会場 生活クラブ館
講師 稲垣 えみ子さん(元朝日新聞社 記者)
参加人数 77人◇ 講演概要 ◇
東日本大震災とその際に発生した原発事故をきっかけに、超節電生活を始めた稲垣えみ子さんを講師に迎え、朝日新聞社を退職しフリーランスとなった経緯と現在のくらしについてお話しいただきました。
●「持たない」ことが可能性をひろげる
「福島の原発事故で、原発に頼った暮らしのツケの大きさに震撼しました。でも現実に、便利な暮らしを原発が支えていることも事実。原発に頼らない生活なんてできるのか、まず自分で実験してみようと、電気代の半減に挑戦しました。なぜ半減かというと当時契約していた関西電力は、発電する電気の半分を原発に頼っていたからです。
多少の節電ではとても達成できず、家電製品を恐る恐る手放していくことになりました。掃除機、電子レンジ、エアコン・・最後は冷蔵庫もやめました。どれも、それなしでは生きていけないと思っていた必需品ばかり。でも実際にやめてみたら案外やっていけるどころか、物が減り、欲が減り、時間が生まれ、いいことの方がずっと多かった。あれも欲しいこれも欲しいと思い続けていましたが、生きていくのに必要なものなんてほんのちょっとだったんです。
50 歳で朝日新聞社を退職してからは、小さなワンルームマンションで持ち物を極限まで減らして暮らしています。必然的に「外」に頼って暮らすようになり、今では近所の人から、「おかえり」と声をかけられます。豊かさとは結局モノでもお金でもなく人とのつながりなんだと思います。老後もこの調子で乗り切っていけるんじゃないかな。」
講師:稲垣 えみ子さん
 
\参加者の感想から/
・お話しとても楽しかったです。モノを手放すと心も軽くなるのだろうなと感じました。「テレビは時間を吸いとっていく」という言葉に共感しました。当たり前を見直すいいきっかけをいただきました。ありがとうございました。
・つい便利な家電などに頼ってしましがちですが、できる事から節電に取りくみ、子どもたちにその姿を見せていきたいです。
・エネルギーを手放してから手に入れた近所の関係のお話がとても印象的でした。
・街を暮らしの延長で使うアイデアは、身軽な暮らしをする上でとても大切な事だと思いました。
・稲垣さんの原発への想いを共有でき、原発にNOとアクションを起こす方法を考えるきっかけになりました。

 第4回 地球過熱化ストップ!おしえて‼エモリさん~夏休み親子企画 身近に迫る気候危機のお話~
日時 2021年8月22日(日)10:30~12:00
方法 オンライン(Zoom)講座
講師 江守 正多さん(国立環境研究所 地球システム領域副領域長)
参加人数 42人
◇ 講演概要 ◇
夏休み親子向けのワークショップとして、小学校3年生以上を対象に講座を開催しました。気候危機でいま起きていることや生活への影響、どうしたら気候危機の影響を最小限にできるのか、クイズを交えてご講演いただきました。
●化石燃料文明を卒業し、気候危機をとめよう
「地球は温室効果をもつ二酸化炭素(CO2)や水蒸気によって、くらしやすい温度に保たれています。産業革命以降、空気中のCO2濃度が年々増加し、温暖化がすすんでいます。このCO2排出量の増大は、電気の消費量の増加や工場からの排煙など、経済活動が主な原因です。しかし、温暖化によって引き起こされる強い台風や食料不足、生態系の損失などの影響を大きく受けるのは、CO2排出量の少ない貧しい国の人々や、未来を生きる子どもたち。貧富による格差や世代間の不平等があるのです。
パリ協定で決議された「世界的な平均気温上昇を産業革命以前に比べて2℃より十分低く保つとともに、1.5℃に抑える」目標は、CO2排出量ゼロでようやく達成されます。
CO2排出量ゼロは個人の省エネやがまんだけでは達成できず、社会の「大転換」が必要です。
世界で何が起きているかを知り、気候危機対策に積極的な企業や政治家、自治体を応援するなど、まずは関心を持ち、発信することから始めていきましょう。」
講師:江守 正多さん
 
\参加者の感想から/
・30年前には想像できなかったことが今や当たり前になっている。エネルギーも同様の進化を遂げられるよう、日々の生活でも選択を続けていきたいです。
・地球の環境に関して家族で考えることができました。
・地球温暖化のことを知れて楽しかった。(お子さんの感想)

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