昨年8月、再生可能エネルギーの電源開発の取組みとして、神奈川県相模原市の「さがみこファーム」に新たにソーラーシェアリング発電所を設置しようと、生活クラブ東京・神奈川の組合員にカンパを呼びかけました。東京では、701名の組合員より、目標の10万円を上回る103万４千円のカンパが集まりました。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

3月30日には、2口以上のカンパ協力者に参加を呼びかけ、新たなソーラーシェアリング設立の竣工式と植樹をしました。

当日は、東京・神奈川の組合員約50名がさがみこファームを訪問。さがみこファームで行う養蜂とブルーベリー栽培、そして太陽光発電施設を見学したほか、ソーラーシェアリングの下の農地にワイン用ブドウの植樹を行いました。
さがみこファームの小出さんからは「ワイン用ブドウが実るのは今から3年後。みなさん、どこの木を植えたか覚えて、また様子を見にきてくださいね」と声がかけられました。

当日は、最高気温20度を超す季節外れの暑さになりましたが、農地の上のパネルが日差しを遮り、快適に作業ができました。
「パネルが日陰をつくるので、人間にも、そして作物にもよい環境になります」と小出さん。
隣の農地では、パネルをつけずに同種のブドウを栽培し、成育状況を確認すると説明がありました。

竣工式では、㈱さがみこファームの代表取締役である山川勇一郎さんより、下記の通り挨拶がありました。
「太陽光発電に取り組んだのは、東日大震災がきっかけでした。当時は、東京都多摩市で住宅の屋根に太陽光パネルの設置をしていましたが、エネルギーと農業をつなげることで、もっと地域の課題を解決するのではないかと考えました。
神奈川で初めての取り組みで大変なこともありましたが、ソーラーシェアリングをきっかけに、いろんなつながりを作り、地域の課題を解決していきたいと思います」。

その後、来賓からの祝辞の後、さがみ生活クラブより、新しい発電所のネーミング発表がありました。
ネーミングはさがみ生活クラブの組合員から募集され、「ソーラー」と「みのり」を合わせた「SO・LA・MI♪」に決定。

さがみ生活クラブ　理事長の矢野さんから「利用する電気のコンセントの向こう側が見える、さらに、その向こう側に自分もこうして関われることを幸せに感じます」とあいさつがありました。

【生活クラブ神奈川専務理事、㈱生活クラブエナジー代表取締役　半澤彰浩さん】

この土地は耕作放棄地になっており、イノシシのねぐらにもなっていました。それがこのような立派な施設になり、感謝しています。先祖もきっと安心したことと思います。
さらに、さがみこファームでは停電時に太陽光発電を使い携帯などを充電できる設備を作ってくれて、理事会一同感謝しています。

【生活クラブ東京理事長　加瀬和美さん】

【生活クラブ連合会会長　村上彰一さん】

▼「生活クラブでんき」に切り替えよう！

さがみこファームで新たに竣工された電力は、生活クラブ神奈川の配送センターで利用されるほか、生活クラブでんきを通じて組合員に供給されます。生活クラブでんきを利用することで、家庭から排出されるCO2が削減できるほか、地域で再生可能エネルギーに取り組む活動も支援できます。
ぜひ、生活クラブでんきに切り替えください。詳細はこちら