生活クラブ東京では、栃木県の生産者「どではら会」と連携し、毎年田植え・稲刈り・迎える交流会を行っています。生産者に思いをはせ、お米のこと、産地のことを定期的にお知らせするニュースを、11月より発行しています。ぜひご覧ください。
 

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【写真1】1月　田んぼの準備「春うない」
堆肥を入れて土と混ぜ、田を耕します。
雪で土が固まらないように、１～3月に数回行います。

【写真2】１～３月　稲作前の「やさしい雨」に感謝
那須山に降った雪や雨がやがて地下水となり、モーターでくみ上げ田んぼに入れられます。
また、土が雨による水分を含むことで、田んぼの水漏れを防ぐ土手を整えることもできます。
「春の優しい雨はありがたい！」と生産者。

【写真3】３月　種もみの消毒と発芽準備
種もみには病原菌がついている可能性があるため消毒します。
消毒方法には「薬剤消毒」と「温湯消毒」がありますが、農薬を減らすために、どではら会では種もみを60℃のお湯に10分浸けた後冷水で冷まして消毒する「温湯消毒」を長年実施しています。（生活クラブの全米生産者が実施）
今では生活クラブ提携以外の農家にもこの方法が定着してきました。
温湯消毒後、種もみが発芽するのに必要な水分を吸収させるために、数日間「浸種」します。温度と時間の管理が欠かせません。

【写真4】４月　苗を育てる
種もみを育苗トレイにまき、ハウス内で育てます。
苗がしっかり育たないと、枯れたり、葉が増えなかったり、根張りが弱くなるんです。だから丈夫な苗になるように、1週間こまめに温度管理します。
一番神経を使う時期です。
「昔から、『苗、半作以上』（苗で半分以上作柄が決まるという意味）と言われていて、苗がうまく成長しなかった時は、種もみまきからやり直します」と生産者。

どではら会*副会長　荒井宏幸さん
お米中心の専業農家を受け継ぎ5代目となる荒井さん、那須塩原で36年米作りをしています。

▼お米づくりで大変だと思うこと
近年の温暖化で増えているカメムシの対策や、品質を維持するための水管理。
▼米作りで楽しいこと
稲の成長に伴って季節の変わり目を感じられること。籾から玄米にした時に、お米がきれいだったときは笑顔になります。
▼組合員へメッセージ
毎年行っている、田植え・稲刈り交流会で組合員のみなさんと話ができることが楽しみです。これからもどではら会で一致団結して、みなさんに美味しいお米を作りつづけたいと思います。

※田植え交流会の案内はジョイエス４月号に掲載されます。お楽しみに！

*「どではら」＝「腹いっぱい」会員は27 名で、作付面積も約200ha に広がり、減反田での野菜・大豆の生産など複合型農業を推し進めています。2009 年より、牛肉・豚肉の飼料用米生産が始まりました。生活クラブではお米だけでなく野菜の産地としても取組みをすすめています

昨年11月、那須山麓米生産者を迎える交流会では、私市醸造とコラボし、生産者も一緒に「梅の飾り巻き寿司」を作りました。ご飯に混ぜる具を鮭にすると「桃の花」に、しその葉ふりかけにすると「梅の花」になります。これからの季節お寿司を作る機会が多くなるので、ぜひ作ってみてください。

飾り巻き寿司（私市醸造 野口さんレシピ改）
【材料】1人分（焼きのり半幅分）
・すし飯…250g（米約0.8合）
・焼きほぐし鮭…20g（紅鮭ほぐしでも可）
・おさかなソーセージミニ…1本（卵焼きでも） 
・ゆでほうれん草…5本
・焼のり…半切り3枚
【作り方】
（1）すし飯は２等分し、片方に焼きほぐし鮭を混ぜるさらに5等分する。
（2）半切りの焼きのり2枚を３等分し、鮭をも混ぜた①
をのせて、細巻きを5本作る。（花弁完成）
（3）まきすの上に花弁のパーツ３本をのせ、中央に
花の芯のおさかなソーセージミニをのせる。
残り２本の花弁のパーツをのせ花の形に整え、
５か所の谷間にほうれん草を１本ずつ入れる。
（4）まきすに半切のり１枚と１/３をすし飯数粒でつなぐ。
（5）白い方のすし飯を、調整用に一口大残し、向こう
側指３本幅残して（4）に広げる。
（6）花のパーツを（5）の中央にのせ、左右から巻き上げる。
（7）を軽く引っ張りながら最後まで閉じる。

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【申込〆切】　2/10(月)～2/14(金)（2月3回・7週企画）
8 ⼝の注⽂が集まると、1 袋(5kg)のお⽶を届けられます
※詳細は、2/3(月)～2/7(金)にカタログと一緒に配布されるチラシをご覧ください。

〔訂正〕お米ニュース11月号では、おふくわけで那須山麓米をお届けと記載しておりましたが、米の利用急増によりおふくわけの分まで確保することができず、生活クラブ以外の国産米をお届けします。

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