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【開催報告】牧場からオンラインでつなぐ牛乳消費地交流会

牧場からオンラインでつなぐ牛乳消費地交流会を開催しました

全国で酪農家の廃業が相次いでいます。「生活の収入源である生乳が売れない」「売れても今の生乳価格ではコストを賄いきれない」「仔牛が売れない」 実際に現場では何が起きているのでしょうか。
生活クラブの提携生産者も例外ではありません。さらに、近年生活クラブの牛乳の消費量は年々落ち込んできています。提携酪農家が直面する酪農危機の今を知り、持続可能な酪農を未来に残すために組合員である私たちにできること・すべきことは何か考えるために、生産者と組合員をつなぐ牛乳消費地交流会を5月10日に開催しました

当日は、提携酪農家の伊藤牧場から、オンラインで中継をつなぎました。新生酪農(株)の岩瀬さんと、提携酪農家の伊藤さんが、カメラを持って牧場の中を移動しながら、牛舎の様子、新しく導入した自動給餌機など機械の紹介、エサの紹介など、牧場の隅々までカメラで映しながら、酪農の現状、日本の酪農政策の矛盾等をお話いただきました。その後、食のコンシェルジュの萩宇田さやかさん、富田恭子さんから、牛乳を活用するレシピの紹介として、調理デモを行いました。
 
当日は87名(会場25名、オンライン参加61名)の参加がありました。質疑応答の時間ではたくさんの質問があがり、生産者の方の飾らない率直な言葉で回答いただき、酪農の危機について理解を深め、改めて「この牛乳を飲み続けていこう!」という思いを再確認しました。
最後に生産者から「牛乳を飲んで食べてこれからも支えてください」(岩瀬さん)、「酪農の現状を知ってもらえたのかな、と思います。あまり暗いことを考えず楽しく飲んでください。(伊藤さん)との言葉をいただきました。
▲牧場を隅々までカメラで映しながら、生産者から直接話を聞けるとても貴重な機会となりました
新生酪農(株)の岩瀬さん(写真左)、提携酪農家の伊藤さん(写真右)
▲食のコンシェルジュ 萩宇田さやかさんには、簡単ホワイトソースを使った「たまねぎのグラタン」を実演いただきました
▲食のコンシェルジュ富田恭子さんからは、「とろとろ牛乳ゼリー いちごソースがけ」の実演と、「ミルクルミもち」の紹介をいただきました
\食のコンシェルジュについてはこちら/
\レシピ動画はこちら/(生活クラブ東京YouTube)
 
たまねぎのグラタン
<材料(4人分)>
玉ねぎ 1個
まぐろ油漬け缶 1缶
●〈牛乳 300ml、バター 20g、米粉 大さじ2、顆粒コンソメ 小さじ1〉、
ミックスチーズ 適量、
パン粉 適量

<作り方>
①玉ねぎは繊維を断ち切るように5㎜幅に切る。
②①に塩少々(分量外)とまぐろ油漬け缶の汁をまぶし、耐熱皿に広げる。ラップをかけて600wの電子レンジで4分加熱する。
③ラップをはずし、中身を混ぜる。再びラップをかけて600wの電子レンジで2分加熱する。まぐろ油漬け缶の中身を入れ、混ぜる。
④なべに●を入れ、強火にかける。バターが溶けたら中火にし、2分混ぜる。
⑤オーブンを240℃に予熱する。耐熱皿に4.をかける。ナチュラルチーズ、パン粉をかけ、8~10分くらい焼き色がつくまで焼く。
   
「とろとろ」牛乳ゼリー いちごソースがけ
~パスチャライズド牛乳を使った簡単季節のデザート~
<材料>90ccカップ8個分
パスチャライズド牛乳・・・450cc  
ビートグラニュー糖・・・大さじ3
かんてんクック・・・1/2本(2g) 
※とろとろにするため通常の分量より少なくしています
水・・・200cc
(いちごソース)
いちご・・・・・1/2パック
ビートグラニュー糖・・・大さじ1

<作り方>
①鍋に水200cc(カップ1)とかんてんクック1/2本を入れよく混ぜ火にかける。かき混ぜながら沸騰させ、さらに弱火で2分煮て寒天を完全に溶かす。
②ビートグラニュー糖を加え、常温のパスチャライズド牛乳を少しずつ加え、よく混ぜ火を止める。水にぬらしたグラスなどに入れ、あら熱が取れたら、冷蔵庫で30分以上冷やす。
③いちごとグラニュー糖をミキサーに入れて、軽く回していちごのソースを作る。 
④②のゼリーに③のいちごソースをかける。いちごのないときはブルーベリーなどお好みのジャムを水で溶きのばしてかけてもおいしい
 
   
ミルクルミもち ~レンジで簡単和菓子~
<材料(4人分)>
☆パスチャライズド牛乳・・・200cc 
☆米粉・・・100g 
☆ビートグラニュー糖・・・100g
くるみ(乾煎りしてあらみじん)・・・30g
片栗粉・・・大さじ3

<作り方>
①耐熱ボールに☆の材料をいれよく混ぜ、レンジ600Wに3分かけ、へらでよく混ぜさらに3分かける。
②レンジから①を出し熱いうちになめらかになるまでへらでよくこねる。くるみを加え折りたたんで混ぜこみ片栗粉を広げたバットに置き片栗粉を全体にまぶし1㎝厚さに伸ばし食べやすい大きさに切る。
組合員からの生産者への質問の一部を紹介します
Q:困っていることは?
A:経営が苦しい。経費(エサ・電気…)は値上がりするが、乳価はなかなか上がらない。大半の酪農家は、収支のバランスが崩れているので赤字。対策として、病気の牛を出さないようにするくらいしかない。

Q:酪農家が組合員にお願いしたいことは?
A:組合員に飲んでもらうことが一番。絞った牛乳を捨てないようにしてほしい。お金よりも励みになる。

Q:美味しい牛乳とそうでない牛乳の違いは?
A:健康な牛から搾ること。そのためにストレスを与えず、気候に応じて牛舎を調整している。搾乳の時に前搾りをして、きれいに乳房を拭く。
牛乳はこげやすいので120℃殺菌は殺菌面では良いが、こげて臭く(クックドフレーバー)なってしまう。72℃15秒間殺菌を選択したのは、牛乳が焦げないから。市販品でも、クックドフレーバーが出ないよう加工した製品もあるが、生活クラブは焦げないので、もっとおいしい。

Q:伊藤さんが若かりし頃、「酪農の未来はお先真っ暗」と言っていたが、現状の酪農の危機についてどう思うか。
A:ベテラン酪農家も今の酪農危機の状況には「ここまでひどいことはなかった」と言っている。ウクライナなどの世界情勢の影響も大きい。ただ、自分には1日1日目の前のやれることをやるだけ。顔が見える生活クラブに出荷できているのは、やる気になる。誰が買うかわからないのとは違う。

参加者した組合員の声(一部抜粋)
・農場からの中継、説明、様々な質問に気持ちよく答えて下さり、とてもよかったです。お2人の人柄がとてもよく、応援し続けないと感じました。世界状況と日本の価格設定の矛盾、もっと知らせていかないといけないと思いました。

・牛乳の利用が落ちているので、利用を増やさなくては!という感じで参加しました。そんなこと言っている場合じゃないというキンパク感が伝わりました。私の出来ることは、飲むのを増やすだけのレベルじゃないことを自覚できました。

・おいしい牛乳は、「ストレスのない環境で健康な牛から健康な牛乳が採れる」とのお話感じ入りました。

・ライブで牛舎の中や牛さんたちの映像が見られて、現地に行ったかのように新鮮でした。生産者さんのお話もなかなか聞くことがないのでとても安心できましたし、顔が見られるってやはり良いことだなと思いました。

\「生活クラブのパスチャライズド牛乳をもっと飲もう!」/
生活クラブは牛乳からはじまり、「私たちに必要な牛乳」を生産者とともに作ってきました。安心して飲むことが出来る美味しいパスチャライズド牛乳を、これからも生産し続けてもらうためにも、組合員にはそれを消費する責任があります。そのために、年々落ち込んでいる牛乳900mlの本数に目標をもって、利用結集活動を進めています。特に、利用が増える夏に向けて、生産者は増産の準備を進めています。今この時期に、もう1本!より多くの食べる力を集めて、生産者を応援しましょう。
「2円で応援!未来を明るくミルクビジョン」
牛乳1品目につき一律2円を共同購入価格にプラスし、提携する酪農家に定期的に寄付をします。牛乳・乳製品の利用を通して酪農家の応援を継続します。
詳しくはこちら(連合会WEBサイト)


\「生活クラブのパスチャライズド牛乳をもっと飲もう!」/
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